新しいリーダーシップの形が問われている現代社会において、その舵取りを間違えることでどのような大企業も失速すると言われています。
しかし、逆の視点で捉えてみれば、時代の風を読むことが出来るリーダーがいる企業はどこまででも成長の余地があるのではないでしょうか。
では、そんなリーダーシップを持った経営者とはどのような存在なのでしょうか。
株式会社Casaの代表取締役社長
株式会社Casaの代表取締役社長である、宮地正剛氏の出身大学は国士舘大学です。
これだけ聞くと、小さい頃から英才教育を施されてきた人物だと感じる人もいるかもしれません。
実際に、両親は経営者であり、文武両道の教育を徹底されていたという事実もあります。
しかし、宮地氏自体は進学には興味が無く、むしろ将来は職人系の仕事に進むため、中卒で働こうとしていたくらいです。
そんな宮地正剛氏の考えを変えたのは祖母でした。
忙しい両親の代わりに宮地氏の面倒を見てくれた祖母は、宮地氏にとって影響力のある存在だったようです。
祖母は高校教師を勤めていたため、宮地氏は昼間は職員室で過ごし、先生方にも面倒を見てもらうという幼少時代を過ごしていました。
そのため、祖母からの進学の勧めには素直に従い、その後の糧にすることが出来たのです。
宮地正剛氏の社員との付き合い方
宮地正剛氏は株式会社Casaの代表取締役社長ですが、社員との付き合い方が独特だと言われています。
それは家族同然の付き合いをしているということです。
全力で愛情を持って社員と向き合っているため、雇い主と従業員という関係性ではなく、お互いにお互いを信頼し合える絆が出来上がるのです。
そのため、宮地氏は社員のトラブルは、仕事についてもプライベートについても全力でサポートします。
そんな宮地正剛氏が社員に求めることというのは「ありがとう」「ごめんなさい」が言えることです。
仕事はどれだけ完璧な人でもミスをしてしまうものです。
しかし、そのミスをどのようにして自分の糧にしていくのか、それをフォローしてくれた人物に対して感謝の気持ちを持つことが出来るかということを非常に重要視しています。
つまり、経験やスキルではなく心情の部分を大切にしているのです。
人との繋がりを大切にした人間性
宮地正剛氏の人間性の根幹に大きく関わっているのが祖母の存在です。
高校教師だった祖母は職員室に彼を招き、様々な教師と触れ合わせながら教育を行いました。
そのため、当時は中卒で働くと決めていた彼に。進学という大きな選択肢を与えることが出来たのです。
両親ともに経営者という多忙な家庭で育った宮地氏が、自分も経営者になろうと志すことが出来たきっかけがここにあります。
そんな宮地正剛氏は社員との関係性を家族のように捉えています。
人間関係が希薄になっている現代だからこそ、宮地氏は社員ひとりひとりに真剣にぶつかり、時にはプライベートの悩みにも相談に乗ることでお互いが尊敬し合える存在になっているのです。
そのため、社員に対してはスキルや経験ではなく、ハートの部分を大切にしてほしいと望んでいます。
コメント